シーリングは、コーキングとも呼ばれます。シーリング工事とは、外壁コンクリートを打ち込む際の打ち継ぎ部分の継ぎ目や、窓枠のサッシなどの建具と外壁コンクリートとの隙間から雨水などが入り込まないように、柔軟性のあるシーリング材という物を詰め込む工事です。
このシーリング材は、経年により硬化したり、亀裂や剥がれが発生したりします。そこで、外壁塗装や外壁補修を行う際に、合わせて施工します。
防水性や気密性を維持するためにも必要な作業工程です。
既存のシーリング(コーキング)を除去して、新しいシーリングでやり直すことを打ち替えといいます。
既存のシーリングの上から、新しいシーリングを重ねて充填することを打ち増しといいます。
シーリングの「打ち替え」をするか、「打ち増し」をするかは、既存の状態により判断します。既存のシーリングが大丈夫なら、費用の観点から「打ち増し」を選択します。
一方、シーリングが裂けていたり、外壁材がサイディングである場合は、「打ち替え」するのが一般的です。サイディングの場合、シーリングに必要な厚みを確保できないことが多く、「打ち増し」では、十分な耐久性を確保することができません。
作業項目 | 単価(円)/㎡ | 備 考 |
シーリング打ち替え | 600~800 | シーリング材の種類により異なる |
シーリング打ち増し | 400~600 | シーリング材の種類により異なる |